登場人物について 3.小倉多江

今回は、小倉多江についてです。

和也の呼び方:かずくん

埼玉県浦和市仲町在住で、和也の家から数分のところに住んでいます。

身長は160cm。想像より大きいと感じられる方も多いかもしれません。

父、母は自宅でクリニックを営んでおり、お父さんが千葉大学出身、お母さんは筑波大学出身で、子供は多江一人です。

彼女は和也のことが好きですが、実家がクリニックであることから、医師になることを義務づけられており、高校時代は勉強を優先し、医学部に行くことを使命にしています。しかし、自分の和也のことが好きであることを抑えきれず、夏村に宣戦布告します。

実は、和也の部屋に隠していたエロ本はモデルの子が多江に似ていたことから、和也は購入しました。この高校に入ってからは最初は多江に和也の心は向いていました。しかし、医者の娘と花屋の息子ということで身分が違うと感じ、高嶺の花と考え諦めていたところに夏村が出てきて、関係が混乱してきます。多分、多江自身も和也が自分に好意を持っていたことに気づいていたようで、この関係を壊した夏村に対抗心を燃やしました。

中学までは、夏村と同じ、さいたまで当時進学校であった埼玉大学教育学部附属中学に通っていました。夏村とは中二、中三と同じクラスでした。

初期設定としては、夏村、和也、多江の三角関係に持って行こうと思いましたが、彼女の家族背景からなかなか前に出てこれる立場ではないと感じ、対抗馬として井上を登場させました。彼女の天真爛漫さが逆にキャラが立ってしまい、夏村、井上の対決に変わっていき、多江の色が薄くなってしまいました。そのため、井上に比べ、登場回数も少なくなってしまいました。しかし、彼女には家を背負った芯の強さがあり、井上、夏村をライバル視することで、井上とは違ったアプローチをしていくことを考えています。

また、受験に向け、成績で和也に勝てない多江を両親が責める場面が多くなり、それに苦しむ多江を助けようとする和也も見所に考えています。

実はAIでキャラを描かせた際、多江と晏菜が似たものになってしまいました。本文中で晏菜が多江を見たとき「いけてない」と言っていましたが、そう考えると晏菜に強烈なブーメランが帰ってきていることになります(笑)。

初めは多江を毛嫌いしていた晏菜も好敵手のさよりが登場し、和也の家での勉強会の際、多江が持ってくるケーキに釣られ、高校二年の二学期には、多江と晏菜は良好な関係となっています。

コンタクトをやめて眼鏡にしたのは、修学旅行に行ってからです。和也の気を引くためでしょうか(笑)

次回はサブキャラの一人、井上琴絵についてお話しします。