登場人物について 1.夏村沙羅

今回から登場人物について書かせていただきます。

まずは、主人公である夏村沙羅からです。

和也の呼び方:おい⇒かず⇒かずや

埼玉県浦和市岸町在住で、浦和の鎮守様である調(つき)神社のそばに住んで居ます。

父は新日本化学グループのCEOで、中学二年と三年の間の春休みに事故で両親を亡くします。

それからは、広い敷地の住まいに一人で住み、心がすさんでしまい、ヤンキーになりました。でも一部上場企業の娘さんです。ヤンキーの化粧を落とすとやはり、上品な顔立ちなんですね。

父には三人の兄弟がいましたが、両親が亡くなってヤンキー化した沙羅を助けようとはせず、また兄弟間の仲も悪くなり、会社を分社化してしまいます。

夏村は中三にヤンキー化しましたが、それまでは小学校から県内№1の進学校、国立埼玉大学教育学部附属小学校、中学校を進んだため、勉強の地頭はありました。それが高校での和也との出会いで学力が開花、高校二年生一学期の成績は学年三位となっています。

小学生時代は、少林寺拳法の道場に通い、和也の妹である晏菜と仲良くなり、和也も含め一緒に遊ぶ仲となりました。その時に夏村は和也を好きになり、高校で偶然出会い、勉強を教えろと脅迫することで付き合いを開始し、最終的には二人は交際することになります。

そして、受験、卒業で和也とどうなるかというのがこれからの焦点となっていきます。

 

夏村という設定ですが、実は私が高校時代に付き合っていた彼女の名字を似せて設定しました。当然付き合った子はヤンキーでした。夏村のように頭の良い子ではありませんでしたが、付き合ってみると純で素直な子だと思いました。ただし怒らすと怖いんですけどね。

沙羅という名前は女子スキージャンプの高梨沙羅選手の名前の響きが良かったのと、お嬢様って感じの名前だったので、付けました。

やはり、ヤンキーにはヤンキーのしがらみがあり、抜けたくても抜けられない事情があったため、二人をラブラブにするにはと考え、友人の傷害事件から、ヤンキー解散まで強引ではありますが、話を導きました。

学校の総番という名称は付けましたが、最強キャラの高松一哉を作り、二人でがんばって倒していくと言う流れが欲しかったためと、実は、夏村は和也ではなく一哉が好きなのではないかと和也に思わせるために、一哉と撮った写真を両親の写真の裏に隠すという流れを作りました。そして、最強キャラの登場とそれを倒すために頑張る二人の時間を考えると、夏休みが限度かなと思い、そこで登場させました。

 

慶應義塾大学を目指す形にしたのは、子役出身で女優の芦田愛菜さんが慶應に合格という話が出て、『あの子頭良いから』という流れになったので慶應にしました。失礼ながら明治大学あたりだと、『明治か』で終わりになりそうだったからです。どうせがんばるなら合格したとき、誰からも『よく頑張ったね』と思われた方がいいと思ったのです。

 

キャラはコミックス「可愛いだけじゃない式守さん」の式守さんが大好きで、イケメン顔の(最近コミックスでは出てこなくて寂しいのですが)式守さんがイメージでした。

作画は海外のAIソフトNovel AIに条件を打ち込み、作成しました。

旧タイプの夏村が出来たとき、まあこんなもんかと思ったのですが、そのファイルを元に再構成させたのが新タイプの笑顔の夏村の絵です。どうですか? 自分はとても気に入っています。好みの顔にできあがったので大興奮でした。

 

さて、幸福な中の和也と夏村ですが、『7ー5話 夏村の背負っているもの』で出てきた夏村の持病である『多発性子宮血腫』の存在が、二人の今後に大きな影響を与えて行きます。それも注意して見守ってください。

ぼくは二人に幸せになって貰いたいと願っています。

ちなみに夏村が貧乳なのは病気の治療のためホルモン剤を服用しているためと、私が貧乳好きなためです。(笑)

 

次回はもう一人の主人公、高松和也についてお話しします。

 

新Ver.の夏村沙羅

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